会長ごあいさつ

公益社団法人山形県看護協会会長 若月裕子

令和8年度
通常総会の開催にあたって

日頃より県民のいのちと暮らしを支える看護実践にご尽力いただいております皆さまに、深く敬意と感謝を表します。併せて、協会事業の推進に向けて日頃よりご支援を賜っております関係各位に、心より御礼申し上げます。
本県における地域医療構想が目指す方向性は、85歳以上の高齢者の増加や人口減少がさらに進む2040年とその先を見据え、すべての地域・すべての世代の患者が適切な医療や介護を受けながら生活し、必要に応じて入院し、再び日常生活に戻ることができる体制を整えることにあります。あわせて、医療従事者が持続可能な働き方を確保できるよう、住民を含む地域の多様な関係者の理解と参画を得ながら、医療提供体制を構築していくことが求められています。こうした変化の時代だからこそ、あらためてウェルビーイングの視点を大切にしたいと考えています。看護職一人ひとりが自らの健康と生活を尊重し、互いの違いを認め合い支え合いながら、持続可能な看護実践を続けていただきたいと願っています。
昨年、日本看護協会より「看護の将来ビジョン2040~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~」が公表され、看護職が挑戦していく三つの目標が示されました。その一つである「専門職としての自律した判断と実践」の具現化に向け、当協会としても取り組みを進めております。その具体策の一つとして、当協会では2026年10月開講に向けて、在宅・慢性期領域を対象とした看護師特定行為研修の準備を進めています。本研修では、臨床推論をはじめとする高度な実践能力を体系的に学び、地域で暮らす方々を支える看護の力をさらに高めていくことを目指しています。この機会に、ぜひ多くの皆さまに挑戦していただきたいと思います。当協会としても、研修体制の充実に引き続き努めてまいります。
昨年度も各地で災害が相次ぎました。令和7年6月に発生したトカラ列島近海を震源とする地震、同年11月の大分市佐賀関における大規模火災では、多くの方々が被災されました。被災地で支援にあたる看護職と住民の皆さまに思いを寄せるとともに、山形県看護協会として鹿児島県看護協会および大分県看護協会へお見舞金をお届けいたしました。ここにあらためて、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
また、当協会では、看護職の多様な活躍の姿を広く知っていただくため、引き続きSNS等を通じた情報発信に取り組んでまいります。さらに、「看護の質の向上」「働き続けられる環境づくり」「看護領域の開発・展開」という当協会の三つの使命のもと、事業を一層推進してまいります。
今後も、協会運営への変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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