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人を支え、仲間とつくる
看護のかたちRumikoさん 山形県出身

山形県金山町で育ち、「町立真室川病院」で看護師長として働いています。当院で25年勤務しています。看護の道を選んだのは、両親の「手に職をつけ、自立した大人に」との言葉がきっかけでした。働きながら看護学校へ通う日々は大変でしたが、その経験は今の自分の力になっています。
看護学校時代の忙しさや学びは、今の判断力や忍耐力の基盤にもなりました。振り返るほどに、周りの支えがあってこそ続けてこられた道だったと感じます。自分の選んだ道が、誰かの人生を支える仕事につながっていることに誇りを持っています。

師長として、スタッフのマネジメントや入退院調整、多職種との連携など幅広い業務を担っています。病棟の患者さんは高齢の方が多く、認知症ケアも重要な役割です。大切にしている言葉は 「チームワーク良ければミスもなし」。小規模だからこそ、顔が見える関係が強みとなり、スタッフ全員が前向きに動ける環境があります。
患者さんが笑顔で退院される瞬間、ご家族からの「ありがとう」、退院が難しい方が自宅に帰れたケースは、この仕事の価値を実感する瞬間です。そして、確認を徹底する姿勢や「楽しく働こう」という言葉を教えてくれた先輩たちが、今の私の看護観をつくってくれました。みんなが安心して働ける空気こそ、最良のケアにつながると信じています。

これからも、より良い職場環境づくりに力を入れていきたいと考えています。ワークライフバランス(WLB)推進モデルを取り入れ、業務改善や時間外削減に取り組んできました。その象徴が 「カエルバッジ」。定時で帰るスタッフに渡し、気兼ねなく退勤できる雰囲気をつくるための小さな工夫です。この取り組みは、職場全体に“無理をしない勇気”を育ててくれたように感じます。
また、働く人の多様性を尊重し、それぞれの強みが発揮できるチームづくりを目指しています。後輩指導では「まずは話を聞く」ことと「話しかけやすい空気」を大切にし、一人ひとりの成長を見守る姿勢を心がけています。働きやすい環境が整えば、看護の質は自然と高まります。その循環を育てていくことが、これからの挑戦です。