教育基本方針

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山形県看護協会における教育の基本方針

≪教育理念≫

 看護職には保健・医療・福祉のニーズの変化に対して柔軟に対応できる役割が期待されている。社会環境がいかに変化しようと人の生命の尊厳と権利の尊重を基本とする看護の姿勢は変わらない。専門職業人として看護を必要としている人々に、より質の高い看護サービスを提供するために生涯にわたり自己啓発と能力拡大を図るため一貫した生涯教育をめざす。

≪教育目的≫
  • 看護職として常に最善のケアを提供するために必要な知識・技術・態度の向上を支援する。
  • 看護専門職として自己の責任において生涯にわたり継続教育に参加する倫理的責任を涵養する。
≪教育目標≫
  • 安全かつ質の高い看護実践能力の向上をめざす。
  • 自己啓発の意識を高め、豊かな感性と人間性を養う。
  • 看護専門職として役割発揮ができる能力を養う。
  • チーム医療における看護職の役割を認識し、自律した行動力を養う。
  • 看護研究能力を養う。
  • 看護職に必要なリーダーシップとマネジメント能力を養う。
≪教育計画作成にあたって≫
  • 日本看護協会では、平成20年度に平成4年度の厚生省「看護職員生涯教育検討会報告」で示された<生涯教育の体系>や、これまでの教育枠組みの変遷を踏まえ、教育枠組みの見直しを行い、4つの枠組み ◇リフレッシュ教育 ◇ステップアップ教育 ◇資格認定教育 ◇特別企画 に変更した。
  • 山形県看護協会は、日本看護協会の動向を念頭において、平成22年度からの枠組みについて見直しを行った。検討にあたっては、継続教育の全体像が見え、看護職が自分自身の学習段階や役割に応じた研修の選択ができ、また、職能団体としての教育ニーズ(社会の変化への対応、看護管理者育成、看護研究推進、事業関連など)を反映した研修企画が明示できることを課題として見直した。
  • 教育計画作成にあたっては、日本看護協会の「専門職業人として看護職に必要な能力の全体像」と「ジェネラリストの看護実践能力に応じた学習段階設定」を参考とした。

以上のことから、平成22年度より、教育計画は下記の6つの枠組みに変更することになった。

◆山形県看護協会における教育計画の枠組み
1.日常看護の質の向上(保健師・助産師・看護師・准看護師の実践能力開発)
2.指導者・管理者の役割発揮
3.社会的情勢の先取りと対応
4.看護研究推進の研修
5.看護管理者育成研修
6.山形県看護協会事業に関連するもの
≪平成22年度教育計画のポイント≫
  • 教育計画の見直し
    • 看護職が自分自身の学習段階や役割に応じて研修選択がしやすい
    • 看護協会事業の継続教育における役割が明確である
  • 新人看護職の臨床研修制度の普及と推進
  • 小規模施設で働く看護職のための研修企画(土曜日半日・4コース)
  • 非会員受講の機会を増やし、看護実践能力開発への支援
  • 研修は61コースを企画(衛星通信対応研修5コース、全国看護セミナー1コースを含む)

ジェネラリストの看護実践能力に応じた学習段階設定

※協会ニュース「日本看護協会平成22年度教育計画」より

I 指導や教育のもとで、基本的な看護を安全に実施できる。
指導を受けることにより自己の学習課題を見つけることができる。
II 看護実践の場面において単独で看護を提供できる。
チームリーダー的役割や責務を認識し遂行できる。
自己の学習課題に向けた学習活動を展開できる。
III 高度な看護活動を実践でき、かつ他者にモデルを示すことができる。
自己の学習活動に積極的に取り組むのみならず、指導的役割を発揮できる。
IV 論理的かつ実践的知識を統合して、卓越した看護を実践し、
所属を超えてリーダーシップを発揮できる。
自己の学習活動はもとより組織的な教育・研究活動を主体的に実践できる。

看護実践の段階は、看護職の実践能力を4つの段階に分けたものである。
その実践能力は<看護実践能力><組織的役割遂行能力><自己教育・研究能力>の3つの側面より構成されている(平成14年度ジェネラリストのためのクリニカルラダー:日本看護協会基盤整備研究)。この指標を用いて、それぞれの看護職が自らの実践段階と対比させ、自身が学ぶべき学習内容を含んだ研修を選択できるよう提示した。

<キャリアラダー獲得の方向(研修の構造図)>

キャリアラダー獲得の方向(研修の構造図)

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